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 うつ病

「うつ」は誰でもなりうる病気です。しかし、その原因の病気は一種類ではありません。早い人は小学生の頃に発病し、「朝起きられない」「皆に嫌われている」「疎外感を感じる」「人がこわい」「イライラがひどい」「気分の浮き沈みが激しい」などの状態で、一旦自然に治ります。

その後、成人になり、失恋や仕事の行き詰まり、嫁姑問題などで再発して、日常に支障を来して、初めて「うつ」ではないかと受診する方が大変多いのです。原因となる病気は様々で、使う薬もその種類に応じて違います。体質や症状の組み合わせでも違ってきます。「摂食障害」「パニック障害」などがその症状の一つであり、単に抗うつ剤を服用すれば治るといった単純なものではありません。「心の風邪」ではないのです。

まずは状態を見極めることが大事です。「うつ病チェック」「ネット検索」などで自己判断してはご自分の為になりません。まずは「脳の科学的病的変化」であることを覚えておいてください。「薬に頼るな、薬漬けにされるぞ」「○○療法で薬を使わず直す」などのマスコミ報道は、とりあえず「人が死なない」精神科をターゲットに、薬を使わせず医療費を抑制しようとする様々な利権がからんでいます。だまされてはいけません。

 

不安性障害

上述のように、単純な「パニック障害」「社交不安性障害((対人恐怖、赤面症など)」「強迫性障害」は少なく、様々な「うつ病」が根底にあって、その一症状として

目立って出てくることが多いです。

それだけに目をとらわれていては治りません。

根本にある、その「うつ」の治療が必要です。

まずは正しい診断を受けることが大事なのです。

認知症

アルツハイマー病に関しては、薬で完治できるように言われていますが、これも利権がからんでいます。良性の加齢による物忘れ、脳血管性の認知症は、ある意味加齢に伴う不可抗力な処が大きいです。しかし「~していればボケない」「血圧さえ下げていれば大丈夫」ひとくくりにはできません。

「慢性硬膜下血腫」(軽く、数日前に転倒したりしたことで徐々に脳と頭蓋骨の隙間に血がたまり、脳を圧迫する)

「正常圧水頭症」(急にボケ、歩行障害、尿失禁が次々出てくる。脳脊髄液の吸収異常などで起こる脳障害)など、見分けなければならない病気はたくさんあります。まずは脳外科→異常なければ当科にご相談を。

離婚問題など

結婚式はあるけれどあるけれど離婚式はない。結婚は二人の合意によりますが、どちらかが愛想をつかせば終わりです。終わりの際には、傷つけあい、相手を苦しめ、自分も苦しみます。基本、親しい人同士(被害が及ばない身内でも)だって「人の不幸は蜜の味」です。格好の噂の種です。辛い話です。眠れない、食べられない、動悸がする、何も手につかない・・・周囲の人にもうかつに相談しても・・・

直に法律相談はできませんが、アドバイスはできます。あなたの気持ちを楽にして、少しでも前向きに人生の駒を進めるお手伝いも出来るかもしれません。

「こんなことで病院なんて」と思わず、ご相談くださってはどうでしょう。少なくとも私ども心療内科医には「蜜の味」ではありません。あなたが楽になることだけを一緒に考えませんか。

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